脇割の話

こんにちは、デルボマーズです。

この前、208の色落ちの事を書いた時に、ジーンズの脇割の部分の画像を載せたんですけど、その画像を見て、うちの社長が「なんで、脇割のステッチって開くか知っているかい?」と、聞いて来たんです。

とっさの質問だったので、「えぇ、サイズがキツくて広がったんです!」と答えたんです。

すると、社長が「機会があったら、自分のブログで書こうと思ったんだけど・・・」と言いながら、説明してくれました。

ジーンズの脇割の部分って、実はミシンのテンションを緩くして、甘目に縫っているんだそうです。
簡単に言いますと、意図的に脇割が開く様にしているとの事なんです。
ご存知でしたか?

ちょっと、驚きです!

というのも、今でいう所のビンテージジーンズがリアルに販売されて時代って、生デニムでジャストフィットを買うのが普通だったようなんです。
当然、洗濯後は縮む訳ですから、ビチビチに縮む訳です。

でも、それを力任せにアメリカ人は穿く訳ですよね。
そうなって来ると裂けてしまう可能性があるので、負荷の掛かる個所は甘目に縫っているという訳なんですね。

当時は馬が引っ張っても裂けないのが売りでしたから、人が穿いて裂けてしまっては大変な事ですから色々と試行錯誤したんでしょうね。

いや~、ジーンズって、単純な造りをしていると思ったら、意外に考えられて造られていたんですね。

それにしても、うちの社長の雑学って恐ろしいですね。
それでは!